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この講習会は,みなさんのまわりで突然のケガや病気で倒れられた方に対して行う応急手当の方法を習得していただくことを目的としています。脳卒中や心筋梗塞,あるいはプールで溺れたり,餅を喉に詰まらせた,事故で大量出血をおこした,など直接生命の危機におちいったときに役立つ応急手当(このことを特に救命手当といいます。)を学んでいただきます。
ケガや病気の中には,そのままにしておくと状態の悪化を招き,生命が危険におちいるものもあります。何らかの原因で意識障害を起こしている人は,そのままにしておくとやがて,舌がノドに落ち込んで呼吸ができなくなり,ついには心臓も止まって死にいたります。
心肺停止により脳に血流が行かなくなると約3分から5分間で機能停止状態となり,現代医学でも機能を回復させることは困難であるといわれています。
消防署では救命率の向上を目指していますが,119番通報を受けて救急車が現場に到着するまで平均6分かかっています。そのため,呼吸や心臓が停止している傷病者をそのままの状態で救急車が到着するまで待っていた場合,救命できるチャンスはどんどん少なくなります。
そこで,このような場合には,一刻も早く適切な救命手当を行う必要があります。そして,その救命手当を行う人こそ,その場に居合わせた「あなた」なのです。
| 普通救命講習 I の内容 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 項 目 | 細 目 | 時間(分) | ||
| 応急手当の重要性 | 応急手当の目的・必要性(心停止の予防を含む)等 | 15 | ||
| 救命に必要な応急手当 (主に成人に対する方法) | 心肺蘇生法 | 基本的心肺蘇生法(実技) | 反応の確認、通報 | 165 |
| 胸骨圧迫要領 | ||||
| 気道確保要領 | ||||
| 口対口人工呼吸法 | ||||
| シナリオに対応した心肺蘇生法 | ||||
| AEDの使用方法 | AEDの使用方法(ビデオ等) | |||
| 指導者による使用法の展示 | ||||
| AEDの実技要領 | ||||
| 異物除去法 | 異物除去要領 | |||
| 効果確認 | 心肺蘇生法の効果確認 | |||
| 止血法 | 直接圧迫止血法 | |||
| 合計時間 | 180 | |||
| 上級救命講習の内容 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 項 目 | 細 目 | 時間(分) | ||
| 応急手当の重要性 | 応急手当の目的・必要性(心停止の予防を含む)等 | 15 | ||
| 救命に必要な応急手当 (成人、小児、 乳児、新生児に対する方法) | 心肺蘇生法 | 基本的心肺蘇生法(実技) | 反応の確認、通報 | 285 |
| 胸骨圧迫要領 | ||||
| 気道確保要領 | ||||
| 口対口人工呼吸法 | ||||
| シナリオに対応した心肺蘇生法 | ||||
| AEDの使用方法(成人に対する方法) | AEDの使用方法(ビデオ等) | |||
| 指導者による使用法の展示 | ||||
| AEDの実技要領 | ||||
| 異物除去法 | 異物除去要領 | |||
| 効果確認 | 心肺蘇生法の効果確認 | |||
| 止血法 | 直接圧迫止血法 | |||
| 心肺蘇生法に関する知識の確認(筆記試験) | 知識の確認 | 60 | ||
| 心肺蘇生法に関する実技の評価(実技試験) | シナリオを使用した実技の評価 | |||
| その他の応急手当 | 傷病者管理法 | 衣類の緊縛解除 | 120 | |
| 保温法 | ||||
| 体位管理 | ||||
| 外傷の手当要領 | 包帯法 | |||
| 副子固定法 | ||||
| 熱傷の手当 | ||||
| その他の手当 | ||||
| 搬送法 | 搬送の方法 | |||
| 担架搬送法 | ||||
| 応急担架作成法 | ||||
| 合計時間 | 480 | |||
<講習時間割は受講者等により多少変更することがあります>
| 上級・普通救命講習の受講方法について | |
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| 費用 | |
実費500円が必要です。(内訳は下記のとおり)
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| 講習場所 | |
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日程・場所など打ち合わせが必要ですので,
お近くの消防署・分署までお問い合わせください。
| 申し込み・お問い合わせ先 | |
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| 申込用紙はこちらからダウンロードできます | |
