本文
毎年1月26日は「文化財防火デー」です。
文化財防火デーは,昭和24年1月26日に,現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上し,壁画が焼
損したことを契機に定められました。
毎年1月26日を中心に,文化庁,消防庁,都道府県・市区町村教育委員会,消防署,文化財所有者,地域住民などが
連携・協力して,全国で文化財防火運動を展開しています。
毎年「文化財防火デー」に合わせて,文化財消防訓練や文化財防火点検を実施しています。
文化財消防訓練は,火災から文化財を守るため,また火災が発生したとしてもその被害を最小限に防止するために,
消防署などと連携して実施しています。
令和4年は,1月23日(日曜日)に佛通寺で実施する予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大防止のため,中止
となりました。
文化財防火点検は,文化財の防火管理状況を確認するために,消防署と連携して実施しています。
令和4年は,1月27日(木曜日)・28日(金曜日)に,市内9か所の社寺を訪問・点検しました。
文化財の火災としては,令和元年10月に沖縄県那覇市の首里城で発生した火災が,記憶に新しいところです。
三原市でも,たばこの不始末から,小早川氏城跡(三原城跡)にある三原城跡歴史公園の芝生が燃える火災が発生し
ました。
文化財は,火災などによりいったん失われれば,再び回復することができない,かけがえのない財産です。
三原市では市民の皆さんと協力して,消防訓練など文化財を守る活動を行っています。
日ごろから,火の取り扱いに気をつけ,みんなで文化財を守りましょう。
三原市火災予防条例にもとづき,重要文化財,重要有形民俗文化財,史跡若しくは重要な文化財として指定された文
化財の内部や周囲は,喫煙裸火を使用し,または危険物品を持ち込んではならない場所とされています。