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三原市に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨災害」から、6年を迎えます。
この災害では、21名の方の尊い命が失われました。
また、住家被害や市内全域で断水が発生し、避難所での生活や不便な日常生活を強いられました。
この災害で犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の誠をささげますとともに、ご遺族や被災された皆さま
に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
併せて、これまでの間、生活再建や災害からの復旧に懸命に取り組んでこられた市民、事業者及び関係団体の
皆さまのご尽力に感謝を申し上げます。
私たちは、この災害から学んだ教訓を活かし、将来にわたって災害に備えていかなければなりません。
本市では、安全・安心の実現、災害に強いまちをめざして、これまで取り組んでまいりましたが、さらに令和
6年度には、豪雨により浸水・冠水が生じた箇所や未整備の河川を整備する改良工事、河川の土砂を撤去する浚
渫(しゅんせつ)推進事業、西消防署庁舎整備事業に取り組んでいます。
また、自主防災組織の設立や活動を支援し、防災訓練の実施や避難の呼び掛け体制の整備を進めるなど、市民
と連携を図りながら、地域の防災力の向上に努めています。
全国各地では、毎年のように自然災害が発生しており、今年の1月に発生した石川県能登地方を震源とした能
登半島地震では、甚大な被害が発生しました。
本市においても、いつ大規模な災害が起こるかわかりません。
市民の皆様におかれましては、災害から大切な命を守るため、適切な避難行動の習得、概ね3日分以上の家庭
内備蓄、ハザードマップの確認、親戚や友人宅など複数の避難先の確保などを行い、平時から災害に備えていた
だきたいと思います。
今後もハード・ソフトの両面から防災・減災対策に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いしま
す。
令和6年7月6日
三原市長 岡田 吉弘