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第1次三原市一般廃棄物処理基本計画の事後評価を公表します
第1次三原市一般廃棄物処理基本計画の事後評価を公表します
1 一般廃棄物処理基本計画の性格と役割
一般廃棄物処理基本計画は,三原市がごみ(一般廃棄物)を適正に処理するために推進すべき施策・事業の基本方針を示し,今後の廃棄物行政執行のための目安を設定するものです。
2 一般廃棄物処理基本計画の計画期間
第1次三原市一般廃棄物処理基本計画の計画期間は,令和3年度までとなっています。計画期間が満了となったことから,計画の達成状況を評価いたしました。
なお,令和4年3月に第2次計画を策定し,令和4年度から令和18年度までの計画としています。
・第1次計画 平成19年度~令和 3年度(改定:平成28年4月)
・第2次計画 令和 4年度~令和18年度(策定:令和 4年3月)
3 ごみ排出量の状況と目標達成状況
第1次計画のごみ排出量の目標は,資源として増やしていきたい資源集団回収と店頭回収を除いたごみの量について目標を定めています。
人口の推移とごみ減量化施策の効果を想定して目標を設定しました。
(1) 目標達成状況
人口は,ほぼ計画どおり推移しました。家庭から出る生活系ごみは,減少したものの目標達成には至りませんでした。
一方,事業系ごみは,目標よりも減量することができ,総排出量では,目標を達成することができました。
4 再資源化の状況と目標達成状況
再資源化量の目標は,平成26年度5,645tを6,912tと増加する計画でしたが,4,857tと減少しています。
再資源化率も15.4%を20%以上にする目標としていましたが,実績は,14.6%と減少に転じました。
ごみの排出量の目標は,達成しましたので,再資源化量の減少が達成できなかった原因となります。
再資源化量が減少した主な原因は,
(1)地域の資源集団回収量でコロナによる活動の縮小とデジタル化による新聞や雑誌の流通量が減った影響
(2)不燃物処理工場のリサイクル量で,ビンやスチール缶よりも軽い,ペットボトルやアルミ缶の流通量が増えたことです。
また,不燃物処理工場で,プラスチック製品のリサイクルを予定していましたが,一部の品目にとどまったため,目標値を大きく下回りました。