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がん具煙火(おもちゃ花火)の安全な使用について
がん具煙火(おもちゃ花火)を安全に楽しむために注意事項を確認しましょう!
事故状況
国内では令和5年に82件の火薬類の事故が発生し、76件が消費中に発生しました。
消費中の事故のうち17件ががん具煙火によるものです。例年10数件発生しています。
がん具煙火を使用する際には、適切な使用方法を守りお楽しみいただくようお願いします。
事前準備
安全に楽しむためには、事前準備が大切です。
これらのものを準備しましょう!!
- 水の入ったバケツ
- ゴミ袋
- ローソク
がん具煙火の楽しみ方
がん具煙火はきれいで楽しいものですが、ルールを守らないとキケンなものもあります。
決められたルールを必ず守って遊びましょう。
がん具煙火のしおり1 [PDFファイル/2.62MB] がん具煙火のしおり2 [PDFファイル/1.83MB]
※公益社団法人日本煙火協会が作成したがん具煙火の安全消費のための正しい使用方法や消費マナー等の普及のためのしおりを引用しています。
- がん具煙火に書いてある遊び方をよく読んで必ず守りましょう。
- 人や家に向けたり、燃えやすい物のある場所で遊んだりしないようにしましょう。
衣服に火がつかないように注意しましょう。 - 手持ちの筒ものは、手の位置に注意しましょう。
- 風の強いときは、やめましょう。
- 水を用意しましょう。
大人と一緒に遊びましょう。
たくさんのがん具煙火に、一度に火をつけないようにしましょう。 - 正しい位置に正しい方法で点火してください。
- 吹き出し、打ち上げなどの筒ものは、途中で火が消えても筒をのぞいてはいけません。
大けがになることもあります。点火するときも筒先に顔や手を出さないこと。 - 遊び終わったあとは バケツの水につけて火を消しましょう。
- ポケットに入れてはいけません。
- ほぐして遊ぶことは危険です。絶対にしてはいけません。
事故事例
不注意(着衣着火)
自宅の庭で女児が手持ちのがん具煙火で遊んでいたところ、両親が目を離した間に衣服に着火し、軽度の火傷を負った。
不注意(火災)
がん具煙火(ロケット花火)を消費中、公園内の刈り取った枯草に着火し、フェンス、立木及び枯草約80平方メートルを焼損した。
不注意(誤使用)
子ども数名でがん具煙火で遊んでいたところ、ロケット花火を手で持ち着火し、向かい側にいた子どもの目の付近に当たり、病院搬送された。
不注意(誤使用)
知人数名とアルコール(スピリタス:度数96%)を飲みながら、上半身裸の状態で、がん具煙火をしていたところ、口に含んでいたアルコールが首より前胸部に垂れ、煙火の火が引火し、熱傷を負った。
知人により、水(ペットボトル)を用いて消火した。