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たこの生態について
(資料提供 市農林水産課)
タコの種類
たこの種類は,「マダコ」「イイダコ」「ミズダコ」「ヤナギダコ」「テナガダコ」「ワモンダコ」「ウデブトダコ」「ムラサキダコ」などがあります。
三原で獲れるたこはマダコがほとんどです。
マダコについて
本州の太平洋側は三陸付近,日本海側は北陸くらいから四国,九州までの岩礁性の海岸に生息し,水深40メートル当たりまで見られます。
体長60センチメートル,体重3.5キログラムくらいに達し,寿命は2年といわれています。
産卵期は,夏の暑い時期に行われ,母ダコは岩穴やたこつぼの中で卵がふ化するまで何も食べずに卵を守る。子ダコが誕生すると母ダコは餓死するといわれています。
マダコは自分の巣穴の清掃に熱心で,巣穴の外にはカニやエビなどの甲殻類の甲羅や二枚貝の殻が散乱しています。
「食材魚貝の大百科より」
たこの生息環境
マダコは低水温に弱く,適水温は15~23℃といわれています。
砂礫底に多く,岩礁や砂泥底には比較的少なく,岩のくぼみや人工の壺などにかくれる習慣があります。
なわばり習性が非常に顕著で,後から来た新参者を排除します。
もっぱら肉食で,甲殻類(エビ,カニ),魚,貝などを手当たり次第捕食します。
たこの漁獲量
平成23年度のたこ漁獲量は109tと県内で3番目です。「広島県農林水産統計年報」
三原のたこに関するイベント
タコフェスタ
三原観光協会などが8月8日を「タコの日」として,たこの料理教室などを行っています。
タコ供養
8月8日の「タコの日」に,タコの供養を東町の曹洞宗松寿寺で行っています。
たこを増やすための取り組み
たこ産卵礁
昭和38年から毎年,たこ壺を海中に投入し,たこが産卵しやすい環境を整備しています。
築いそ
昭和62年から毎年,自然石を海中に投入し,たこが成長しやすい環境づくりをしています。