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架空請求に関する注意喚起
巧妙化する架空請求にご用心!!ハガキによる架空請求
相談内容
ある日突然、自宅に下記のようなハガキが届きました。通信販売で商品を何か買ったという覚えはない。ハガキに書いてある連絡先に問い合わせてみた方がいいでしょうか?
総合消費料金未納分訴訟最終通告書訴訟番号 (イ)-48956号 万が一、身に覚えが無い場合、早急にご連絡下さい。 裁判取下げ最終期日 平成18年○月○日 |
アドバイス
無視することです。
身に覚えがないのであれば、それは不特定多数に送られた架空の請求だと思われます。
不審に思って問い合わせたりすると、かえって自分の個人情報(住所・名前・連絡先など)を相手に教えることになり、脅迫的におどし立てられます。
最近、「民事訴訟」や「不動産差し押さえ」といった裁判所や弁護士事務所からの通知を装った架空請求が見られます。
本当に裁判所からの場合、「特別送達」と記載された裁判所の名前入りの封書が送付されます。ハガキや普通郵便で送付されてくることはありません。郵便職員による手渡しが原則です。また、受け取りの際は、署名または押印が求められます。
架空請求ハガキの内容としては
- 法律的な用語を使い不安をあおり具体的によく分かりません。
- 裁判取り下げ最終期日をハガキ到達日の2~3日後に設定し電話をかけさすよう焦らします。
- 公的な機関や弁護士事務所からの通知であるように書いています。
本物の通知かどうか分からないときは、ハガキに書かれた連絡先には絶対に連絡しないでください。不安な場合は消費生活センターに相談しましょう。