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障害について考えてみませんか

記事ID:0156071 更新日:2023年10月1日更新

障害の種類や特性、接し方などについての情報をお伝えします。
​障害は種類も程度も様々です。複数の障害がある人もいます。
外見で分かるものだけでなく、外見では分からない障害のため、理解されず苦しんでいる人もいます。
障害はいつでも誰にでも生じ得るものです。
まず、障害について理解することから始めてください。

関連ページ(外部リンク)
障害者等の理解促進(厚生労働省ホームページ)

視覚障害

●視覚障害

 視力や視野に何らかの障害がある状態をいいます。全く見えない人から、明暗の区別はつく人、眼鏡などで矯正しても視力の弱い人など様々です。生まれつきか、病気や事故などが原因かによっても暮らしにくさが異なります。

●こんな配慮が必要です

・声をかける時は、前から近づき自分から声をかけ、名乗ってください。
・白い杖を持った人が立ち止まって困っている様子を見かけたら、声をかけてください。
・点字ブロックの上に自転車が停めてあったり、通行の妨げになるものが置いてあると、避けるのに大変な思いをしますので、置かないでください。
・​音響信号のない横断歩道では、「青になりました」などと声をかけてください。
・盲導犬を連れている人もいますが、犬がハーネスをしている時は、触ったり声をかけたりしないでください。​

関連ページ(外部リンク)
身体障害者補助犬(厚生労働省ホームページ)

肢体不自由

●肢体不自由
 先天性の疾患、事故による損傷、脳血管障害などが原因で、上肢・下肢・体幹に機能障害が生じ、物をつかむことや立つことなど日常の動作や姿勢の維持が困難になった状態です。病気や事故で脳に損傷を受けた場合には、言葉の不自由さや記憶力の低下などを伴うこともあります。肢体不自由の中でも、脳性麻痺・脊髄損傷・筋ジストロフィーなど全身に障害が及ぶものを全身性障害といいます。

●こんな配慮が必要です

・車椅子使用者は、自動車から乗り降りするのにドアを全開にする必要があるため、車椅子マークの駐車スペースは普通より広くなっています。通常幅の駐車スペースでは、隣に自動車が停まっていたり自転車などが置いてあると乗り降りできません。車椅子マークの駐車スペースは必要な人が利用できるようにしましょう。
・車椅子で段差などがあり移動に困っている人や、高い所や低い所の物を取ることに困っている人がいたら声をかけ、どんな手助けが必要か尋ねてください。
・脳性麻痺の人の中には、発語の障害に加え、顔や手足などが自分の思いとは関係なく動いてしまうため、自分の意思を伝えにくい人もいます。

(チラシ)車椅子使用者用駐車施設等の適正利用の取組(国土交通所) [PDFファイル/1.04MB]

精神障害

●精神障害

 統合失調症や気分障害(うつ病等)、依存症などの精神疾患のため、日常生活や社会参加が難しくなる状態で、人によって症状もさまざまです。外見からは分かりにくいため周囲に理解されず生きづらさを抱えている人もいます。また、精神障害に対する社会の無理解から、病気のことを他人に知られたくないと思っている人もいます。

●こんな配慮が必要です

・ストレスを感じやすく周囲に気を遣い過ぎる人も多いので、穏やかにゆっくり話し掛け丁寧に関わることが心の安定につながります。
・一度にたくさん伝えず、一つずつ丁寧に伝えるようにしましょう。
・体調により体を動かすのが難しい日もあるため、本人のペースに配慮し気持ちに寄り添いましょう。
・治療に時間がかかる病気が多いので、焦らず根気強く見守る必要があります。

関連ページ(外部リンク)
精神障害の基礎知識とその正しい理解(こころの耳~働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト~)

知的障害

●知的障害

 脳の発達など知的機能の遅れにより、日常生活に困難が生じる状態です。障害の現れ方は人それぞれで個人差があります。重度障害のため常に同伴者と行動する人もいますが、障害が軽度の場合は会社で働いている人も大勢います。

●こんな配慮が必要です

・内容が理解できるよう、短い言葉でゆくっりと丁寧に話しかけましょう。
・抽象的な表現でなく、分かりやすい言葉で具体的に話しましょう。
・内容が理解されたことを確認しながら、繰り返し説明しましょう。
・漢字が読めない場合はふりがなをつけたり、絵や図を使って具体的に分かりやすく説明しましょう。
・同伴者がいる場合でも、同伴者の意見だけでなく、本人への意思確認も行いましょう。

内部障害

●内部障害

 内部機能の障害であり、身体障害者福祉法では心臓機能、腎臓機能、呼吸器機能、ぼうこう・直腸機能、小腸機能、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能、肝臓機能の7種類の機能障害が定められています。
・障害のある臓器だけでなく、全身の状態が低下しているため、体力がなく疲れやすい状況にあり、重たい荷物を持ったり、長時間立つことなどの身体的負担を伴う行動が制限されます。
・外見では分かりにくいため、電車やバスの優先席に座っても周囲の理解が得られないなど、心理的なストレスを受けやすい状況にあります。

●こんな配慮が必要です

・体力が低下しているため、風邪などに感染しやすくなっています。周りの人は注意しましょう。
・障害の種類や程度は様々です。外見ではわかりにくく、周りから理解されず苦しんでいる障害がある人がいることを理解しましょう。障害は、病気などにより誰にでも生じる可能性があることを理解しましょう。
・ヘルプマークを身に着けた人を見掛けた場合は、席を譲るなど思いやりのある行動をしましょう。

ヘルプマークについて
 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方など、配慮や援助を必要としていることが外見からは分からない方が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることにより、援助が得やすくなるマークとして、東京都が作成したマークです。


ヘルプマーク
​(著作権は東京都に帰属し、商標登録がされています。)

○ ストラップによりカバンなどに装着して使用することができます。
○ 付属のシールに、名前、連絡先、必要とする支援などを記載し、片面にはり付けることができます。
○ このマークを見かけたら、配慮や手助けをお願いします。

高次脳機能障害

●高次脳機能障害

 脳卒中などの病気や、交通事故などで脳の一部を損傷し、脳機能に障害が起きた状態です。症状には「記憶障害」「注意障害」「遂行機能障害」「社会的行動障害」等があり、感情をコントロールしたり相手の気持ちを理解したりすることが難しくなったり、記憶することや計算することが難しくなるなど日常生活や社会生活に様々な困難が生じます。

●こんな配慮が必要です。

・記憶力が低下している場合は、メモをとるように促しましょう。
・伝えたいことは、一つずつ簡潔に伝えましょう。
・行動を習慣化して、なるべく決まった生活をするように協力しましょう。
・疲れやすい場合は、こまめに休憩をとるよう合図しましょう。
・今までできていたことができなくなり、本人は混乱や不安の中にいることを理解しましょう。周囲の理解がなにより大切です。

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