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蚊に刺されないように注意しましょう(蚊媒介感染症の予防について)
蚊に刺されないように注意しましょう(蚊媒介感染症の予防について)
蚊は感染症の運び屋ともいわれています。
蚊の中には病原体ウイルス等を持つものがあり、これらの蚊に刺された場合、ジカ熱やデング熱などの感染症を発症する恐れがあります。これまでに熱帯、亜熱帯地域において、デング熱の大規模な流行が報告されています。
今後、海外渡航者の輸入症例等の増加が考えられことから、蚊に刺されないための対策をとることが大事です。海外からの帰国後に発熱するなど、心配な場合には早めに医療機関を受診しましょう。
症状
感染してもすべての人に症状がでるわけではありませんが、発熱や関節痛、発疹などの症状が1週間ほど出現します。
また、ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり重症化する場合があります。
予防方法
ジカ熱やデング熱は蚊を介して感染します。感染した人の血を吸った蚊(日本ではヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊が他の人の血を吸うときにウイルスを移し、感染を広げますので、蚊に刺さされないように注意しましょう。
- 肌の露出を少なくする。
長袖・長ズボンを着用する。
足を完全に覆う靴を履く(素足でのサンダルなどは避ける)。 - 明るい色の服を着る。
- 虫除け剤を使用する。
- 蚊の幼虫の発生源を作らないようにする(周辺の不要な水溜りを除去する。必要な場合は、定期的に点検・清掃をする)。
- 蚊の成虫が潜む場所を少なくする(風通しの悪いやぶ・草むらの下草を刈る)。