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読み語り6月
平成30年6月21日(木曜日),今日は毎月1回地域の読み語りボランティアの方がいらっしゃる日です。
朝のホームルーム前の3年生の教室をのぞいてみると
早速,読み語りが始まっていました。
タイトルは「へっこき よめさま」
筆者は,たぶん初めて聞く話でしたが,日本昔話の「定番中の定番」の作品だそうです。
話のあらすじは次のようなものでした。
むかし,村の息子が働き者でかわいいお嫁さんをもらい大変喜んでいました。
でも,お嫁さんの元気がなくなってきたので,お母さんが訪ねてみると,
お嫁さんは,「へ」をがまんしていると言うではありませんか。
ビックリしたお母さんは「遠慮しないでしなさい」と言うと,
お嫁さんは,着物をサッとまくって「へ」をしました。すると,「へ」の勢いで,お母さんはふっとんでしまいました。
怒ったお母さんは,息子に「こんな嫁は実家へ返せ」と伝えました。息子は実家へ返すことにするのですが,
道中で,高い木の上にあるカキの実を「へ」の威力で落としたり,米一杯の動きそうにない船を「へ」の力で向こう岸まで
移動させたりと,大活躍をします。
褒美にお金やコメをもらった息子は,「こんな嫁を実家に返すのはもったいない」と,また,家に連れ帰るのでした。
そして,いつでも,「へ」ができるような場所を作ってあげたそうです。これが「へや」の始まりというお話でした。
○話を聞き入る生徒たち
読み語りの後は,図書館司書の先生によるブックトークの時間
今日は,給食甲子園という本の紹介。
全国の給食センターが1時間という短い時間の間に,調理をし,試食・片付けまでをして,日本一を決定する
という2012年の熱戦の様子が収められているようでした。
筆者も学年の先生も読みたい本でしたが,読みたい生徒が何人も現れ,じゃんけんの末ある生徒の手に渡りました。
このような楽しい時間を過ごせているのも,読み語りボランティアの方々や図書館司書の先生のおかげです。
今回は,3年生の教室でしたが,他学年の様子もレポートする予定です。