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テスト勉強交流会
5月10日(木曜日)6校時,1年生・3年生合同のテスト勉強交流会を開きました。入学式から早1か月,すっかり中学校生活に慣れた感のある1年生ですが,気がついてみれば目の前に,初めての定期試験である中間テストが迫ってきました。
そこで,先輩である3年生の熱い協力の下,テスト勉強交流会が実現しました。
まず,1年生からテストについての悩み・質問を出してもらいました。たくさんの不安や質問が出されました。
1,定期試験とはどんなもの?
・試験とはどういうものなのか。・試験はどれくらい大事なものなのか。・試験のいいところはどこか。・思考力を問うような難しい問題はあるか。・試験の準備物はどのようなものが良いか。
2,勉強の仕方はどうすればいいの?
・どれくらい前から勉強すればよいのか。・試験までにどんなことを勉強すればよいのか。・試験勉強はどれくらい(何時間くらい)したらよいのか。・試験週間はどのようなことをするのか。・特に勉強すべき教科はあるか。・試験の前日は苦手な教科を重点的にした方かよいか。・ノートはどのようにまとめたら頭に入りやすいか。・おすすめの勉強法は何か。・やる気が出ないときはどうしたらよいか。
この可愛い1年生の素直な悩みや質問に対し,3年生は懸命に考えた結果,アドバイスや答えをパネルにして,グループごとに発表することとしました。
発表の場面の様子です。
○3年生の発表を聞き入る1年生
○具体的には,こんなふうに勉強するといいよ。
○テスト勉強の極意が書かれていますね。
○ユーモアたっぷりの発表も大歓迎です。
○すべてのグループの発表が終わった後は,3年生が手分けして,テスト勉強計画表の作成のアドバイスを行いました。1年生一人に2~3人の3年生がついて,懇切丁寧に指導している姿がとても印象に残りました。
○1年生の目線に合わせ
教える3年生も真剣,それを聞く素直な1年生。短い時間ではありましたが,心温まる交流会ができました。これで,少しは1年生の疑問や不安が吹き飛んだかもしれません。
しかし,この交流会のもう一つの大きな成果は,教えた3年生にも収穫があったという事です。ある3年生が次のように述べています。
「自分なりのやり方を相手に伝えることで,改めて自分の勉強法を考え直すことができた。交流会は,相手に教えるだけではなく,自分と向き合うことができた。自分は提出物はするけど,そのあとの詰めが甘い。間違えた問題を解きなおさなかったり,わからない問題を調べなかったりそういうことが多いので,一週間という短い時間を大切に使っていきたいと思った。」
こんなに素晴らしい取り組みをしたのに,ホームページへのアップが遅れ,担当者としてとても反省しています。ご免なさい。
一生懸命教えた3年生,素直に聞いた1年生。もちろん,2年生も含めて。その後,どのようにテスト勉強をしたのでしょうか。いよいよその成果が明日からの中間試験で発揮されます。
ファイト! 一中生!
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中間テストが終わりました。結果はどうでしたか。十分な準備ができた人もいるでしょう。思い通りにいかなかったという人もいますね。
そんな中で,交流会でお世話になった1年生が,「感謝の気持ち」を手紙に書き,5月24日(木曜日)3年生に届けました。これには,3年生もびっくりするとともに,「次は何ができるかな?」と,新たな取組への意欲がわいてきたようです。
○シャッターチャンスが遅れましたが,数名の生徒が代表でお礼を述べました。
○3年教室出入り口に掲示された1年生のお礼の手紙です。
(15名の1年生と1A担任の先生から)
今年は,異年齢集団による取組にも力を入れている一中です。