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童謡詩人武内俊子の歌碑と探検家渡邉哲信・哲乗の顕彰碑が建立されました
浄念寺に童謡詩人武内俊子作詞「かもめの水兵さん」の歌碑と
探検家渡邉哲信・哲乗の顕彰碑が建立されました
2017年(平成29年)3月15日、浄念寺に童謡詩人武内俊子作詞「かもめの水兵さん」の歌碑と、探検家渡邉哲信・哲乗の顕彰碑の除幕式が開催されました。
童謡「かもめの水兵さん」などの作詞で知られる詩人・武内俊子の歌碑と、俊子の叔父で明治時代の探検家で浄土真宗西本願寺派の僧侶だった渡邉哲信と弟の哲乗の顕彰碑が、3人の生家である三原市西町2丁目の浄念寺に建立されました。
童謡詩人武内俊子の生誕地の記念碑はこれまでも境内に建っていましたが、渡邉哲信没後60年を記念して弟の哲乗とともに改めて功績を後世に伝えようと顕彰碑が建てられました。その顕彰碑に合わせて「かもめの水兵さん」の歌碑が建立されました。
武内俊子は哲信の姪にあたります。広島女子専門学校(現・県立広島大)を中退した後、結婚して東京・世田谷で暮らしました。育児のかたわらで創作を続けた詩が詩人野口雨情に認められ、「幼年倶楽部」などの児童誌に童謡や童話を発表する人気作家になり、1937年(昭和12年)レコード化された「かもめの水兵さん」は、戦前の童謡で最大級のヒットとなりました。
「かもめの水兵さん」の歌碑は、三原市の宮浦公園と横浜市の山下公園、作曲した河村光陽の出身地である福岡県田川郡福智町上野にも建てられています。
(武内俊子作詞 かもめの水兵さん歌碑・浄念寺)
(渡邉哲信・哲乗の顕彰碑・浄念寺)
(浄念寺)
(武内俊子作詞 かもめの水兵さん歌碑・宮浦公園)
(河村光陽作曲 かもめの水兵さん歌碑・作曲家河村光陽の出身地である福岡県田川郡福智町上野)
(武内俊子/詩集「風」より)
(青年時代の渡邉哲信・前列左から二番目/浄念寺蔵)
(晩年の渡邉哲信/浄念寺蔵)
(渡邉哲乗/特別展 二楽荘と大谷探検隊 2014年龍谷大学発行より)