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わたしの想い出21 東町

記事ID:0002872 更新日:2014年4月1日更新
東町
~古き良きものが調和する町~ 
昭和10年頃できたグラウンド現在は公園や病院ができています
▲昭和10年頃、東町にできたグラウンド▲現在は、公園や病院ができています
高良豊さん
高良 豊さん
(東町三丁目)
 「和久原川の岸辺で洗濯をしていた光景も懐かしいです」
 東町で生まれ育った高良豊さん、子どもの頃はよくお寺で遊んでいたといいます。「鬼ごっこやかくれんぼ、はしゃぎすぎて和尚さんに怒られたこともありましたが、公園などが少なかった当時、大目に見てくれることも多かったですよ」と笑顔で想い出を語ります。

 高良さんが小学校に通い始めた昭和10年頃、自宅の前に広くて立派なグラウンドができました。野球のバックネットや砂場なども整備されていました。県内の5市対抗野球など、大きな試合も行われました。子どもたちも、のびのびと遊べる場所ができ、とても喜んだといいます。しかし、戦争が始まって物資が足りなくなり、グラウンドは畑に変わりました。町内会ごとに区画を分け、芋や野菜などを作りました。   

 東町は酒屋の多い町でもありました。大きな倉を備えた酒屋が、町の風情をつくっていました。当時の三原は、中国地方でも有数の酒所だったといいます。「大きく変わってしまったところもありますが、お寺のように昔の面影を残しつつ、さらに立派に継承されているものもあります。生まれ育った町には、やはり愛着がありますよ」と語ってくれました。

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