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9月は健康増進普及月間です
9月1日から9月30日は、健康増進普及月間です
厚生労働省では、生活習慣病の特性や運動、食事、禁煙等の個人の生活習慣の改善の重要性について、国民一人一人の理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、9月を「健康増進普及月間」とし、「食生活改善普及運動」と連携して、健康づくりに取り組んでいます。
統一標語
『1に運動 2に食事 しっかり禁煙 良い睡眠 ~健康寿命の延伸~』
健康寿命
三原市の現状
健康寿命、平均寿命とも延伸していますが、平均寿命の伸びが健康寿命の伸びを上回っています。
平成22年と令和2年の比較 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
健康寿命の伸び | +2.07年 | +0.76年 |
平均寿命の伸び | +2.66年 | +0.98年 |
三原市 | 平成22年 | 平成30年 | 令和2年 |
---|---|---|---|
男性 | 77.81 | 79.39 | 79.88 |
女性 | 83.79 | 83.81 | 84.55 |
年に1回は健診(検診)を受けましょう
三原市では、職場などで健康診査(健診)を受ける機会のない人を対象に、基本健診やがん検診を実施しています。自覚症状がないまま進行する生活習慣病やがんの早期発見には、毎年の健診が大切です。
健診(検診)の種類や予約方法等、詳しくは下記ホームページから、ご確認ください。
1に運動
三原市の現状
全国 | 三原市 | |
---|---|---|
男性 | 7,864歩 | 6,481歩 |
女性 | 6,685歩 | 5,045歩 |
身体を動かすと良いことがたくさん
身体活動量が多い人や、定期的に運動を行っている人は、心臓病、高血圧、糖尿病等、さまざまな病気の罹患率が低いことが分かっています。あわせて、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果があることも分かっています。
高齢者においても、歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果があることが示されています。
生活習慣病の予防については、身体活動量の増加に従って効果が上昇すると言われています。また、1日あたり10分、身体活動を増やすことでも、生活習慣病発症や死亡リスクが約3%低下すると推測されています(厚生労働省 健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023より)。
まずは、家事や畑仕事、通勤時に歩く、エレベータではなく階段を使う等、日常生活で意識的に身体を動かしましょう。(参考:厚生労働省ホームページ)
ウォーキングがおすすめです
まずは、歩数計で1日の歩数を計測し、ご自身の活動量を知りましょう。これから運動をはじめる方には、ウォーキングがおすすめです。三原市では、運動で健康づくりを推進するボランティア団体「運動普及リーダー」が、各地区でウォーキング大会等の健康づくりイベントを実施しています。地域のおすすめのウォーキングコースを集めた、ウォーキングマップもあります。涼しい季節になってきたら、ぜひ、ウォーキング大会に参加したり、ウォーキングマップのコースを歩いてみてください。
運動普及リーダーやウォーキングマップについて、詳しくは下記ホームページから、ご確認ください。
ホームページ(運動普及リーダーとは)
ホームページ(ウォーキングマップ)
2に食事
私たちの身体は、食べたものからつくられています。バランスのとれた適切な量と質の食事を、1日3食規則正しく食べることが、健康な身体づくりのポイントです。また、生活習慣病の予防にも、食生活は大変重要です。
減塩に取り組もう
塩分のとりすぎは、高血圧の要因につながり、さまざまな病気の原因となります。ご自身の食習慣を見直し、減塩のコツを取り入れた食生活に変えていきましょう。
三原市の現状
三原市 |
国の目標値 | |
---|---|---|
男性 | 10.1g | 7.5g |
女性 | 9.2g | 6.5g |
要注意な食習慣
- みそ汁、スープ等の汁物をよく食べる
- ラーメンやうどんの汁は全て飲む
- インスタントやレトルト食品が多い
- 漬物や佃煮は欠かせない
- 食べる前に醤油やソースをかける
- 野菜はあまり食べない
減塩のコツ
- みそ汁は具沢山で、汁の量を減らす
- 麺類の汁は残す(塩分量5.5g→3.5g、35%カット)
- 味付けは最後にして、染みこみすぎを防ぐ
- だしの旨味を利用して、調味料を減らす
- とろみを活用する(舌にたまる時間が長くなり、味を強く感じる)
- 醤油やソースは「かける」より「つける」(塩分量1.0g→0.5g、50%カット)
- 酢や香味野菜で味に変化をつける
- カリウムが豊富な野菜や果物を食べる(カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります)
- 栄養成分表示で塩分量を確認する
減塩について、詳しくは下記ホームページから、ご確認ください。
しっかり禁煙
三原市の現状
男性 | 女性 |
---|---|
28.5% | 7.9% |
たばこの害
喫煙は、肺がんをはじめとする、さまざまながんの原因となるだけでなく、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や糖尿病など、さまざまな病気の原因にもなります。
特に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、患者の90%以上が喫煙者と言われています。たばこ煙に含まれている有害物質を長年吸い込むことで発症し、進行すると呼吸不全となります。
喫煙をはじめる年齢が若く、たばこの本数が多いほど、病気のリスクは高まります。これらの病気を予防するには、1日でも早い禁煙が有効です。(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット ホームページ)
禁煙外来でたばこの卒業にチャレンジ
禁煙しようとしても、口寂しい、ストレスがたまるなど、禁煙を諦めてしまう方も多くいます。しかし、たばこをやめれば、健康になり、味覚や嗅覚も良くなるだけでなく、金銭的な余裕も生まれます。
禁煙外来利用による禁煙の成功率は、7~8割と言われています。医師と一緒に禁煙に取り組めば、比較的楽で確実に、費用もあまりかけずに禁煙できます。禁煙をはじめて2~3日目はニコチン切れの離脱症状が現れますが、医療用禁煙補助薬を使うことにより、離脱症状を和らげることができます。(参考:日本医師会ホームページ)
禁煙について、詳しくは下記ホームページから、ご確認ください。
良い睡眠
三原市の現状
睡眠が十分とれている | 睡眠が十分にとれていない |
---|---|
77% | 23% |
睡眠不足になると
睡眠は、こどもから高齢者まで、どの年代においても健康のために必要不可欠です。睡眠不足は、日中の眠気や疲労に加え、気分の不安定、注意力や判断力の低下、作業効率の低下、学業不振等、さまざまな影響を及ぼします。
また、睡眠不足等の睡眠の問題が長期にわたると、肥満、高血圧、2型糖尿病、心臓病等の発症リスクの上昇や悪化にも影響があると言われています。また、うつ病などの精神疾患にも悪影響を及ぼします。
日常的に質の良い睡眠を十分に確保することで、心身を健康に保ちましょう。