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みんなでいっしょに考(かんが)えてみよう!新型(しんがた)コロナワクチンについて

記事ID:0137764 更新日:2022年2月25日更新

子供向けチラシ

子(こ)ども向(む)けチラシ [PDFファイル/237KB]

みんなでいっしょに考(かんが)えてみよう

新型(しんがた)コロナウイルスってなに?

 2019年(ねん)の冬(ふゆ)に中国(ちゅうごく)で新(あたら)しいウイルスが見(み)つかりました。これを「新型(しんがた)コロナウイルス」と呼(よ)ぶようになりました。このウイルスは、人(ひと)や動物(どうぶつ)に感染(かんせん)して、いろいろな病気(びょうき)の原因(げんいん)になっています。

 また、感染(かんせん)した人(にん)に熱(ねつ)やせきなどの症状(しょうじょう)が出(で)る前(まえ)から、人(ひと)から人(ひと)へどんどんうつっていきます。

 感染(かんせん)しても、何(なん)の症状(しょうじょう)もでない人(ひと)もたくさんいます。そういった人(ひと)からも感染(かんせん)が広(ひろ)がっています。

 新型(しんがた)コロナウイルスは、とても小(ちい)さく目(め)に見(み)えません。人(ひと)とお話(はなし)をするときに口(くち)からでる小(ちい)さなつばや、せき・くしゃみによって人(ひと)から人(ひと)にうつります。

 手(て)についたウイルスが原因(げんいん)で新型(しんがた)コロナウイルスにかかることもあります。

 子(こ)どもも、このウイルスにかかることがあります。しかし、感染(かんせん)しても何(なん)の症状(しょうじょう)もでない、またはちょっとした「かぜ」くらいですむことが、ほとんどです。

 でも、お年(とし)よりの人(ひと)や、もともと病気(びょうき)のある人(ひと)が新型(しんがた)コロナウイルスにかかると大変(たいへん)です。

 重(おも)い病気(びょうき)になり、命(いのち)を落(お)とすこともあります。

ワクチンってなに?

 ウイルスを小(ちい)さくしたものを注射(ちゅうしゃ)で人(ひと)の体(からだ)にうつことで、体(からだ)の中(なか)にウイルスの材料(ざいりょう)の一部(いちぶ)が作(つく)られます。あらかじめ、体(からだ)の中(なか)でウイルスとたたかう練習(れんしゅう)をしておけば、本物(ほんもの)のウイルスがきても安心(あんしん)なのです。

 もし、本当(ほんとう)に新型(しんがた)コロナウイルスに感染(かんせん)しても、あらかじめ練習(れんしゅう)をしていたので「重症化(じゅうしょうか)」せずに軽(かる)い症状(しょうじょう)ですんだり、感染(かんせん)しにくくなります。

 また、ウイルスとたたかうときに、熱(ねつ)や痛(いた)みが出(で)ることがあります。これを「副反応(ふくはんのう)」といいます。

副反応(ふくはんのう)ってなに?

 ワクチンを接種(せっしゅ)したあとに、注射(ちゅうしゃ)したところがいたくなったり、熱(ねつ)がでたり体(からだ)が「だるい」と感(かん)じることがあります。でも、2~3日(にち)で自然(しぜん)に症状(しょうじょう)が消(き)えることがわかっています。

重症化(じゅうしょうか)ってなに?

 病気(びょうき)や症状(しょうじょう)が重(おも)くなることを「重症化(じゅうしょうか)」といいます。

 ワクチンを接種(せっしゅ)した人(ひと)と接種(せっしゅ)しない人(ひと)をくらべると、接種(せっしゅ)した人(ひと)のほうが重症化(じゅうしょうか)を防(ふせ)ぐことがわかっています。

ワクチンをうつ人(ひと)とうたない人(ひと)の意見(いけん)をきいてみよう

・病気(びょうき)にならないためにワクチンをうつよ
・副反応(ふくはんのう)がこわいからワクチンはうたないよ
​・ワクチンをうてば重症化(じゅうしょうか)の可能性(かのうせい)は減(へ)るんだよね
​・子(こ)どもは症状(しょうじょう)が軽(かる)いからワクチンは必要(ひつよう)ないよ

相談(そうだん)できる人(ひと)はいますか?

・家族(かぞく)
・親(しん)せきの人(ひと)
・お医者(いしゃ)さん
・友(とも)だち
・学校(がっこう)の先生(せんせい)
・保健室(ほけんしつ)の先生(せんせい)   などにも身近(みぢか)な人(ひと)にも相談(そうだん)してみよう


ワクチンをうつかうたないかは自分(じぶん)自身(じしん)の大切(たいせつ)なことです。
「友(とも)だちがうつから」「おうちの人(ひと)がうつことに反対(はんたい)するから」という意見(いけん)だけで
決(き)めるのではなく、いろいろなおとなの人(ひと)といっしょに自分(じぶん)でも考(かんが)えてみましょう。


保護者の皆さんへ

 ワクチンの接種には、「接種したい」「接種したくない」という意見だけでなく、ワクチン接種によりアレルギー症状を起こすため接種できない人など様々です。
 また、人それぞれにワクチン接種に対する感じ方や考え方が違います。

大切なのは

・大人の知っている情報を分かりやすく子どもに伝えること
・ワクチン接種によるメリット、デメリットや副反応をよく考え、子どもとしっかり話し合うこと
・保護者の価値観だけで決めるのではなく、子ども自身の意見をよく聞くこと
・多様性を受け入れること

です。

 そうすれば、もし接種して発熱などの副反応があった場合でも、よく話し合って決めた結果だと理解でき、一緒に乗り越えることができます。また、接種しなかった場合でも、その理由をよく話し合うことで、自分の言葉で接種しなかった理由を説明することができます。


新型コロナウイルスワクチンの接種に関連した不当な差別は絶対にやめましょう

 

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