○勤務条件に関する措置の要求に関する規則

平成17年5月25日

公平委員会規則第4号

(趣旨)

第1条 この規則は、地方公務員法(昭和25年法律第261号。以下「法」という。)第48条の規定に基づき、職員の勤務条件に関する措置の要求及び審査、判定の手続並びに審査、判定の結果執るべき措置に関して必要な事項を定めるものとする。

(勤務条件に関する措置の要求)

第2条 職員が法第46条の規定によって勤務条件に関する措置の要求(以下「措置の要求」という。)をしようとするときは、これを書面でしなければならない。

2 前項の書面(以下「措置要求書」という。)には、次に掲げる事項を記載し、措置の要求をしようとする職員が署名押印して正副各1通を適切な資料とともに三原市公平委員会(以下「公平委員会」という。)に提出しなければならない。

(1) 措置の要求をしようとする職員の職、所属機関及び部局並びにその氏名、住所及び生年月日

(2) 要求すべき措置

(3) 措置の要求をしようとする理由

(4) 措置の要求をしようとする職員又はその者の属する職員団体が要求すべき措置について既に当局と交渉(法第55条第11項の不満の表明及び意見の申出を含む。以下同じ。)を行った場合にあっては、その交渉経過の概要

(措置の要求の調査等)

第3条 公平委員会は、措置要求書が提出されたときは、その記載事項及び添付資料並びに要求すべき措置等について調査するものとする。この場合において、公平委員会は、適当と認めるときは、関係当事者に対して要求すべき措置について交渉を行うよう勧告することができる。

(審査等)

第4条 公平委員会は、事案の審査のため必要があると認めるときは、措置の要求を行う職員(以下「要求者」という。)その他事案に関係がある者を喚問してその陳述を求め、これらの者に対して、書類又はその写しの提出を求め、その他事実調査を行うことができる。

2 公平委員会は、適当と認めるときは、事案の審査の係属中においても事案が適切に解決されるように関係当事者間をあっせんすることができる。

(要求の取下げ)

第5条 要求者は、公平委員会が事案について判定を行うまでの間は、いつでも措置の要求の全部又は一部を取り下げることができる。

2 前項の要求の取下げは、書面でその旨を公平委員会に申し出て行わなければならない。

(審査の打切り)

第6条 公平委員会は、要求者の死亡、所在不明等によって事案の審査を継続することができなくなったと認める場合又は関係当事者における交渉による事案の解決、要求の事由の消滅等によって事案の審査を継続する必要がなくなったと認める場合においては、事案の審査を打ち切ることができる。

(判定)

第7条 公平委員会は、審査を終了したときは、速やかに判定を行い、これを書面に作成して要求者に送達するものとする。

(勧告)

第8条 公平委員会は、判定の結果必要があると認める場合においては、当局に対して書面で必要な勧告をするものとする。この場合においては、その書面の写しを同時に要求者に送達するものとする。

(その他)

第9条 この規則に定めるものを除くほか、措置の要求の審査の手続等に関して必要な事項は、別に定める。

(施行期日)

1 この規則は、平成17年6月1日から施行する。

(経過措置)

2 この規則の施行の日の前日までに、合併前の勤務条件に関する措置の要求に関する規則(昭和28年三原市公平委員会規則第1号)及び町(村・一部事務組合)と広島県との間の公平委員会の事務の委託に関する規約の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この規則によりなされた処分、手続その他の行為とみなす。

勤務条件に関する措置の要求に関する規則

平成17年5月25日 公平委員会規則第4号

(平成17年6月1日施行)