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認知症とは

記事ID:0001991 更新日:2014年2月17日更新

認知症とは?

認知症とは?

認知症とは,様々な原因により脳細胞が死んでしまったり,働きが悪くなったりして,日常生活に支障が出ている状態をいいます。
認知症は,老化によるものだと考えられがちですが,脳の障害によって起こる「病気」です。

認知症の症状

認知症の症状には,脳の機能が低下したことによって現れる「中核症状」と,中核症状と本人の性格や環境,人間関係が影響し合って現れる「行動,心理症状」の2つに分けられると言われています。
「中核症状」には,脳の機能低下によって,記憶が難しくなる記憶障害,時間の感覚や方向感覚に問題が発生する見当識障害,計画をたて行動できなくなる実行機能障害が主な症状と言われています。
「行動,心理症状」には,中核症状がもとになって現れる興奮状態やうつ状態,ものを盗られた等の妄想,徘徊等が主な症状と言われています。

認知症の診断・治療

認知症についても,他の病気と同様に早期発見・早期治療がとても大切です。
認知症のなかには,治るものや一時的な症状の場合,薬で進行を遅らせることができる場合もあります。
また,本人が病気について理解できる時点で(早期に)受診しておけば,周りの人たちと協力して,生活上の障害を軽減でき,トラブルを減らすこともできます。
三原市では,認知症の早期発見・早期治療を行うために,かかりつけ医と専門医が連携して,認知症ケアに取り組む体制を考えています。
病院での受診の前に相談したい場合は,高齢者相談センター・高齢相談窓口 [PDFファイル/439KB]または三原市高齢者福祉課にお問い合わせください。

認知症の予防

認知症は,脳の機能低下によって発症しますが,認知症の約2割を占める脳血管性認知症の予防には,高血圧症や高脂血症,肥満などの生活習慣病予防がとても有効です。
また,認知症の半数を占めるアルツハイマー型認知症でも,運動をはじめとする生活習慣病対策が発症のリスクを減らす(発症を遅らせる)ことが示されています。
 また,認知症の予防には脳の活性化を図ることも有効とされています。
具体的には,仲間と一緒に昔の遊びや仕事などを語る回想法,音読や計算などの学習,音楽や絵画などの趣味活動があります。
どの方法においても,重要なポイントは楽しく行うことで,本人が嫌がるようなことは,本人のストレスや自信喪失につながり,逆効果の場合もあります。
 残念ながら,認知症の発症を完全に防ぐことは困難です。しかし,生活習慣(運動や食事)に気を配ったり,脳の活性化を図ることで,発症や進行を遅らせることが期待されています。
 三原市では,地域支援事業の介護予防事業のプログラムのひとつとして「認知症予防」や「閉じこもり予防」等に取り組んでいます。
詳しくは,三原市高齢者福祉課または高齢者相談センター [PDFファイル/439KB]までお問い合わせください。

認知症の人にもやさしい地域づくりのために

認知症の症状に,最初に気づくのは本人です。誰よりも本人が不安であり,苦しく,悲しいのです。
まず,そのことを理解しましょう。
本人の不安や苦しみが少しでも理解できれば,認知症の人に接するときもよい対応ができると思います。
ご近所さん,交通機関やお店など,地域のあらゆるところに,認知症について理解し,温かく見守り,適切な援助をしてくれる人がいれば,認知症の人の外出も自信がつき,自分でできることも増えるでしょう。
認知症を正しく理解するためにも,認知症サポーター養成講座を受講しましょう。

※このページは,全国キャラバン・メイト連絡協議会の認知症サポーター養成講座標準教材「認知症を学び地域で支えよう」を参考にして作成しております。

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