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第3回三原市立幼稚園・保育所適正配置等検討懇話会

記事ID:0001770 更新日:2014年2月17日更新

日時 平成18年12月19日(水曜日) 18時00分~20時00分
場所 市役所議会棟3階委員会室
出席者 委員11人(亀田・小林委員欠席)


第3回委員会の内容

1 第2回会議内容のHPへの掲載承認
(委員の承諾あり)

3 協議事項
(1) 幼稚園・保育所の適正規模の基準について
(2) 幼稚園・保育所の適正配置の基準について

○4~5歳児が10名で複式の幼稚園を預かってきた経験を話しますと,児童数が少なく職員が一人の施設では職員が児童に与える影響がかなり大きいと感じます。小規模は少人数ならではの良さがあると思っていましたが,大きな集団は小規模のいいところも取り入れながら大きな集団ならではの良さ,集団遊びの楽しさも取り入れたり,多くの人との交わりなど多くのことが期待できます。なお,経験上12名いれば幼稚園の各行事が行えるが児童とのかかわり方や教育・保育にかなりの工夫が必要です。

○これまでの経験から4・5歳児の集団の適正な最小人数は15人と思われます。これはリーダー,サブリーダーからなる5人のグループが3グループで1つの集団であるクラスをつくり,なお言えば,互いに刺激しあうため,これが2クラス以上あることが望ましいです。地域によっては致し方ない場合もありますがこの人数・編成が一番集団生活に馴染むことができると思います。今回の協議は既存の市基準等に縛られる必要はないと思います。

○自分の子育てのなかで上の子は24人クラス,下の子が9人クラスでした。それぞれにいい面があったと思います。このことから1クラス最低の人数は9人かと思われます。6人など9人以下のクラスは集団としての運営が難しいと思われます。24人のときはクラスに一体感があり,よくまとまり子どもも保護者も楽しかったです。それとできうることなら複式での学級編成は避けてもらいたいです。

○これからは少子化の流れの中で根本的な対応策を既存のものにとらわれず検討する必要があります。こども園にしてもしかりです。幼稚園と保育所が1本化できる制度は時代のニーズであると思われます。公立の場合特に職員の状況も含め導入しやすいのでは。具体的に運営面を検討すべきではないでしょうか。

○施設の定員,クラスの構成人数は大いに越したことはありません。

○違った方向性になるかもしれませんが,今の子どもは大きな集団に馴染めない子どもが多いのではないでしょうか。刺激が多すぎない方がいいのではないでしょうか。より落ち着いた環境が望ましい場合の子どももあるのではないでしょうか。また,保護者も保育所と幼稚園ではかかわり方が違うのではないでしょうか。このようなことから子ども園のような幼保が一体的な施設の運営は難しいのではないでしょうか。

○少子化の傾向があり,子ども園(幼保連携)のような施設も望まれているでしょう。しかし,社会情勢の変化の中で保育所も変わっています。例えば入所の判断の中で昔は小学校区を単位として入所対象児童を決めていましたが,今はあくまで保護者の希望です。入所する施設については地域性もありますが,保護者の就業形態のようなライフスタイルによるところが半分以上ではないでしょうか。

○現在の施設配置は建設当時地域の必要性があって設置しています。これを現在に置き換えると10~20が適当であり,それ以下は統廃合せざるを得ないのではないでしょうか。運営に係るものや施設の維持管理,建設経費など財政的な観点も検討のなかには必要ではないでしょうか。ただし,子どもから教育・保育の機会を奪うことはあってはなりません。このようなことから,1つの施設で教育・保育の両方の機会提供が可能な子ども園による再編が地域的には望ましいのではないでしょうか。

○定員・実利用児童数などの施設規模の上限・下限を整理する必要があるのではないでしょうか。

○現行規模の例として小規模保育所30人と説明されましたが,これまでの経験から0~2歳の未満児を受け入れるとなれば保育士の配置基準からも60人定員基準では少なすぎます。施設の定員基準・下限からすれば90人が施設運営の面からもこれまでの経験上最も適正と思われます。保育所はどうしても0歳児など3歳未満児を受け入れざるを得ません。この年齢は基準から職員の配置を厚くする必要があり,60人規模施設の場合,含め職員配置上のこれのしわ寄せが3~5歳児クラスに出ることが多かったです。

○子どもの大切な時期に親子のふれあう機会は大切にしてほしいし,大切にしなければなりません。だが保育所の0~2歳に対する受皿が足りていないのは現実です。また,女性の就労支援とこれに起因する家庭支援,子育て支援といった意味からもこの年齢の受皿作りは必要性は高いです。こういった支援の必要のない人はそれでいいと思います。



委員長から,基準等の詳細な検討について,作業部会設置の提案あり(委員の承諾あり)
作業部会委員は,委員長指名した沖村委員,亀山委員,小森委員,平田委員の4名とする。(委員の承諾あり)



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