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中之町は,三原市街地の北東部にあたり,南に米田山から掛平山を控えた三原断層を中心として,いくつかの細長い断層谷につながった地域である。学校の前には,その断層をぬうようにして流れる和久原川がある。この川は,干川ともいわれ,平常は伏流水となっていて水の流れていないことが多い川である。そのため校区内に野井戸等も多くかつての農業用水として利用された痕跡を残している。
三原市最大の世帯数3,313世帯・人口7,894人(平成22年2月28日現在)を有する中之町は,周辺の開発にともない急激な都市化傾向が進むなかで,農村から住宅街へと大きく変化してきた。現在校区の住民は,企業に通勤する人が多く,ついで農業,商業の順となっている。近年,三原バイパス中之町ランプの完成や学校の前を走る県道55号線の道路拡張工事の進行により交通量が増えてきた。
今後ますます発展を遂げるものと予想される。